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MiniKorg-700S:

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K700SALL
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   概要  ウンチク  その他
MiniKorg- 700S はこんな音

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  ウンチク :

● Mini Korg 700は 1973 年に発売された1 VCO タイプのモノフォニック・シンセである。700S は翌 74 年に発表になった。この機種にはユーザーからの要望の多かった(と思われる)セカンド VCO と,リングモジュレーター,ノイズ・ジェネレーター,それにトラベラー・ビブラート等の機能が追加されている。


●この楽器は,はっきり言って音がよい!音の抜けのよさや,存在感は今でも充分通用するものである。かなりラフなセッティングをしてもカッコいい音が出るところは楽器の基本という感じがする。


● Mini Korg 700 は ROLAND の SH-1000 と同時期に発売されたモノフォニック・シンセサイザーである。国産初のシンセとして注目を集めたが, ROLAND は VCO ,VCF ,VCA という考え方のはっきりしたモデルを出したのに対し, Mini Korg では電子オルガンの系譜を,より強く引くようなものとなっている。


●トラベラーは他社でいうところの VCF であるが,初期の KORG 製品ではハイ・カット,ロー・カットの 2 種類の VCF をトラベラー・コントローラーと呼んでいた。トラベラー・ビブラートはビブラートのコントロール信号をトラベラー・コントローラーに送り,グロウル効果を出すものである。


● 2 つのトラベラーはハイがローよりも下に行かないようにする突起がある。この突起を取ってしまうと,ハイとローが重なり合う,あるポイントでは音が出なくなってしまうが,そのポイントを通り過ぎると再び音が鳴り始める。そういうわけで,このツマミの突起をもぎ取って使っている人もいるようだ。


●当時の国産シンセサイザーは VCO の安定度の問題から,1 VCO タイプのものが主流であったが 700S の発売により,初めて 2 VCO タイプのシンセサイザーが登場したわけである。

 ただし,700 と 700S は V/Oct の規格には準拠しておらず,外部からのコントロールは全く不可能であったため,手弾き専用のシンセサイザーとして普及していった。


● Mini Korg のコントロール系は MOOG/ARP等の標準的シンセサイザーのそれとは一線を画しており,慣れないと使いづらかった。これは当時,開発のための資料が少ないなかを試行錯誤しながら製品を作っていたのが原因であるが,これがかえって独特の音作りにつながっていったと言えなくもない。


● Mini Korg 700,SH-1000 が発売されておそらく一番多かった要望は VCO を 2 つにして 2 音を出せるようにしたい,という部分だと思われる。当時流行していた音楽(特にプログレッシブ・ロック)で聞かれる代表的なシンセサウンドは,みな 2 つ以上の VCO の音を重ねて重音を出していたからであろう。これにいち早く対応したのが 74 年発売になった Mini Korg 700Sというわけである。


●上記の 2 種類のシンセのうち,どちらを購入するか?というのは多くの人達の悩みの種となった。結論から言えば音色的には Mini Korg のほうがあきらかに抜けの良い音をしており,当時のシンセサウンドの基準として考えられていた MOOG (特に Minimoog )に近い音をしていた。

 しかし残念ながら Mini Korg は上記のように正統的なシンセの音作りガイドラインからはみ出した部分が多く,シンセの雑誌記事(VCO ,VCF ,VCA ,ADSR 等について説明されているものがほとんどだった)を参考にして楽器購入をしていた人達からは敬遠される形になってしまった。

 また, Mini Korg では複数の鍵盤を押さえたとき,そのうちの最高音が発音されるように設計されていたため,海外のシンセサウンドをコピーしようとするアマチュアにとってこれもまたポイントの下がる原因となってしまった(流行していた海外のシンセサウンドは,低音優先の楽器で演奏しやすいものが多かったためである)。


● Mini Korg 700(S)のユーザーとして有名なのは喜多郎氏だろう。彼は活動初期から現在にいたるまでずっとこの機種を使っている。 KORG 発表のプレイヤー・リストによれば Mini Korg 700S のユーザーには,ビリー・プレストン,ホール&オーツ,トッド・ラングレン,ジェームス・ブラウン,ポール・モーリア,佐藤允彦氏,難波弘之氏などがいる。


●この楽器は,太めの MOOG 系サウンドが好きで,手弾きができる人には魅力ある機種である。ただし鍵盤数が 3 オクターブなので演奏できる曲が限られてしまうのが難点である。サウンド的には後に発売された KORG 800DV も同じ音がするので,値段的にそれほど差がなければ 800DV を買ったほうが得である。ただし,5 万前後で見つかるようなことがあったら買っておいてもいいだろう。



外部とのインターフェイス

CV/ゲートのイン/アウト:なし

MIDI:改造は不可能