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クラシック/ジャズ/ロックの音楽理論(1):

 クラシックでは音楽理論は楽理と呼ばれる事もありますが、どうも楽理というと歴史とか色々複雑な内容も含まれて混乱する事があるようで、ここで楽理と言う言葉があっても、そこまで細かくは話さない事にしたいと思います。

 

 で、音楽理論は知っていれば結構便利だし、世代を越えた名曲というのは大概音楽理論で何故名曲になったか?を説明できたりするものです。

 

 もっとも、だからと言って音楽理論に詳しければ名曲が書けるというものでもない。ここが難しい所です。名曲を音楽理論的に解釈したところで、誰でも名曲を作れるわけではない。名曲の外枠が理解できるにすぎません。でも外枠が理解できていると、それだけ名曲を作り易くなりはする...多くの勉強家がハマる最も危険なポイントはここにあると思います。

 

 このコーナーの解説も、学究的に研究されている方にはツッコミのネタになる可能性は多分にあります。と、まあ最初に防衛線を張っといて...と...

 

 さて、音楽理論は最初からあったわけではなくて、過去の曲を研究しているうちに段々とその構造というか、共通点というか、そういうものが分かって来て、それを理論的に組み上げたのが音楽理論って事になると思います。

 

 流れとしては、最初にクラシックの理論が確立され(これはかなり古い時期からあったものと思われる)、その後1950年代あたりからジャズの理論が確立され、60年代あたりにはそれを応用してポップスの理論が、80年代に入るとロックの理論みたいなものが出来上がったんじゃないか?と思います。

 

     

クラシック/ジャズの理論書、この辺が基本か?

 

 しかし、理論が出来上がった後も、各々の音楽は発展して行ったわけで、後になってそれがさらに理論として補強されて行く、という形を取ったと思います。例えば50年代のロックは所謂ロックンロールと呼ばれるスタイルが主流で、キーが C なら C - F - G という3つのコード(3コード=スリーコード)を基本に展開していった曲がほとんどでした。例えばエルビス・プレスリーとかチャック・ベリーとか...日本芸能界のロックお目付役の内田裕也さんもこのスタイルのロックを中心に歌ってるわけです。

 

 エルビスというと、この辺か?
 チャック・ベリーと言えばこれでしょう。

 

 ところが60年代に入って来ると、ロックンロールだけではないロックが出て来ます。例えばビートルズも初期はロックンロールっぽい曲が多かったわけですが、後期に行くにしたがって、複雑なコードを使った曲や、弦楽合奏等、垣根を越えて音楽を作りはじめます。これが70年代に入ると、はっきりとクラシックやジャズの要素を取り入れたロックが登場するわけで、このスタイルのロックになると、曲を3コードの理論で説明するのはかなり難しくなり、むしろクラシックやジャズの理論の延長上で説明すべき内容になってきます。

 

 クラシックを大胆に破壊した Emerson, Lake & Palmer

 

 さらに70年代後半になるとコンピューターによる演奏がこれに加わり、コンピューター独自のアレンジ論的なものが出てきたわけです。

 M の Pop Muzik とか楽しいです



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