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Analog Synthesizer Lecture
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キック(Kick)サウンドの作り方

a:作り方/その1   b:作り方/その2

a:作り方/その1:


・シンセドラムのキックサウンドの基本は、音が出ると同時に音程が下がって来るサウンドです。

 以下はその基本になる音です。

キックの基本になる音を聞く


・次にこのピョ〜ンという音のディケイを短くして音が早く消えるようにし、続いてそのピッチを下げて行くとキックの音が出来てきます。

上記の音のディケイを下げ、音が早く消えるようにする続いてそのピッチを下げていく


・このように連続的に変化するサウンドを
スィープサウンドと呼ぶ事があります。海外のシンセのプリセット音には Sweep(スィープ)という言葉が良く出て来るので、覚えておくと便利でしょう。

 

・上記のサウンドを作るためのシンセサイザーモジュールをブロックダイアグラムで示すと以下のようになります。

kickdiagram1



・VCO の出力波形にはサイン波を使うのが一般的です。


・シンセサイザーによっては Envelope Generator の信号を VCO に送れない機種もあります(例えばローランドの SH-101 等のライブ向け機種)。

 このような機種では VCO の代わりに VCF のレゾナンスを上げて自己発振させて音を作り、これを Envelope Generator からの CV でピッチ変化させて音を作ります。



 


Moog Modular V を使って基本的なキックサウンドを作ってみる

・それでは Arturia のソフトシンセ、Moog Modular V を使って、上記のようなサウンドを作ってみましょう。


Moog Modula V で基本的な音を作ってみる(ビデオによる解説)

 

・ビデオの注釈にも書かれていますが、シンセサイザーで作ったキックの音は、ヘッドフォンやスピーカー等、聞く環境によって聞こえ方が大きく違ってきます。


・ヘッドフォンで聞いた感じで丁度良くてもスピーカーで聞くとショボかったり、スピーカーだと丁度良いつもりでもヘッドフォンで聞くと、音程感がはっきり出てしまい、キックらしく聞こえない事があります。

・この問題は曲の中に入ると分からなくなったり、Moog Modular V にある "Soft Clip" をオンにしたり、後でエフェクター処理して少し歪みっぽくしたりすると解消される場合が多いと思います。


・各種パラメーターの変更によって、音色はシンセっぽいキックや本物っぽいキック等、色々と変化させる事ができます。

 ピッチを少し高めにして、Decay Time、Release Time を長めにし、Amount を低めにすればシンセっぽいキックを作れます。

 



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