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Analog Synth 開発プロジェクト
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シーケンサーとは? :

シーケンサーは、シンセサイザーを自動演奏させるための装置です。


🔴アナログ・シーケンサー:

 古いシーケンサーはアナログシーケンサーと呼ばれ、ボリュームを沢山並べ、その一つ一つに音程や音の長さ等をセットし、それを順番に CV として出力していく、という方式をとっていました。

 例えば、1番目のボリュームにドを、2番目にレを、3番目にミを…といった具合です。


PANEL8
System-100M のアナログシーケンサー(1978年)


 とても面倒なように見えますが、古いから使い物にならないという訳ではありません。現在多くの人が使っているデジタルシーケンサーよりも使い勝手が良い部分や、デジタルシーケンサーだと作りにくいフレーズが簡単にできる等、実は隠れた長所や忘れられた面白さが沢山あるのです。

 今回のプロジェクトでは、最初にこのタイプのシーケンサーを製作し、その面白さを再発見しよう!というコンセプトでスタートしました。これについて、この後で詳しく説明していきます。



 以下の動画は Roland の System-100M のアナログシーケンサー 182 を簡単に説明しています。

 System-100M 全体については、こちらのページを参照してください





 アナログシーケンサーは、だいたい1960年代後半〜1980年代初頭頃まで売られていました。


 これらは、CV の一つ一つをボリュームにセットするわけですから、一度セットを崩してしまえば同じ設定をリコールして使うという事はできません。




🔴初期のデジタルシーケンサー:

 その後、1970年代中頃からデジタルシーケンサーが登場して来ます。初期のデジタルシーケンサーには EMS、オーバーハイムといったメーカーの製品がありましたが、これらは手で弾いたシンセのフレーズを記録して(実際には CV と Gate のタイミングを記録している)、速度を変えて再生するという事がメインだったため、あまり複雑な音楽は作れませんでした。


OberheimDigitalSequecer
Oberheim のデジタルシーケンサー DS-2(1974年)


 下記の動画は EMS、オーバーハイムスタイルのデジタルシーケンサー、Roland CSQ-600 を使用した例です。






🔴エディット可能な CV / Gate 用デジタル・シーケンサー:

 1976年になると、Roland がデータ修正可能な MC-8 というデジタルシーケンサーを発売します。MC-8 はシンセの CV / Gate のデータを数値で入力し、一度に8つの CV, Gate と7つのスイッチング用 Gate (うち一つはポルタメントの On/Off に使用)を出力する機能があり、さらにシンク機能を使うことによりマルチトラックレコーダーに色々なフレーズを録音して重ねて行く事が可能でした。現在のテクノ系のサウンドは、この MC-8 を使用した音楽が源流となっています。


 以下に MC-8 の後継機 MC-4(1981年)の動画を掲載します。MC-4 は Roland が発売した CV/Gate 対応シーケンサーの最終版となりました。MC-4 について、さらに詳しくはこちらのページを参照してください






 その後、1980年中頃になると、Performer や Midi Mac Sequencer(後の Vision)が、1990年に入ると Notator(後の Logic, Cubase)が登場します。これらのシーケンサーはコンピューターのソフトとして提供され、CV / Gate に代わり Midi のデータを使用して音楽を制作できる仕様で、現在のシーケンサー(iPad 向けの物も含めて)は、ほぼこれらの様式で演奏データを作成します。


 次ページに、上記の各種シーケンサーを使った音楽について紹介したいと思います。